楽譜はまず音程よりリズムを読めるように

コラム

問題や解説と合わせて少しずつですがコラム的なものも執筆していこうと思ってます。

「はじめに」にも少し書いたのですが、そもそもどうしてこのサイトを立ち上げたのかというと、「歌を楽しんでいる人でも、決して楽譜が読める人は多くない」ということに気がついたからです。

歌は誰でも出来るもの

少し話が遠回りしますが、歌は自分の身体ひとつで演奏が出来る素晴らしい楽器。
老若男女問わず誰でも楽しめる音楽活動です。

ピアノのような楽器を演奏する場合、演奏技術と共に楽譜の読み方やリズムの読み方を並行して勉強する必要がありますが、歌の場合はそれが必ずしもそれが必要ではないんですよね。

もちろん、一人で歌うことを楽しむ分にはいいと思うんですよ。
音楽は自由です!

ただ、もっとうまくなりたい、人前で演奏したいという欲が出てくるとそうも言っていられなくなります。
とても乱暴な言い方になってしまいますが、自己陶酔しかしていない演奏は聴く人を辛くします。
気持ちがいいのは歌っている人だけ。それでは周りの人は嫌になってしまいます。

歌っている人は、周りに上手いと思われたいのに思ってもらえないし、周りの人は演奏を聴くのが辛い。
そうすると、結局誰も幸せにはならないんです。

だからこそ、良い歌を歌おうと思ったら音楽の勉強は必要です。
カラオケならなんとかなるとしても、合唱などになるとやはり厳しいと言わざるを得ません。

楽譜を読むというと、ドレミが読めるようにということを多くの人が考えると思いますが、個人的には音がわかることよりもリズムがわかることの方が重要だと考えます。

音楽はリズムが大切!

音楽が成立する上でリズムの要素は非常に重要です。
打楽器は音程がなくても音楽を奏でられますが、リズムのない音楽はこの世に存在しません。

楽譜のドレミが読めても、楽器が使えないと一人で音程は取れませんし、初心者の方がそれをするのはかなり難しいです。
なので、まずはドレミを読むことよりも拍子をしっかりと取ること。
音符の種類によって音の長さが記されているので、楽譜が読めると音楽のリズムがわかります。

楽譜だけ見て音程を取るのは小さい頃からの長年の訓練が必須ですが、
リズムに関しては、慣れてしまえば音符の長さを算数のように数えて理解することが出来ます。
これがまず楽譜を読む何よりの利点ではないかと思います。

音はね、耳コピでもいいんですよ。
練習を録音しておいて、何回も繰り返し聴けば覚えられます。
でも、正しいリズムは聴いているだけではなかなかつかめません。

頑張ってリズムを取ってみよう、と思い立った方。
楽譜に拍を書き込んでみましょう。

4分の4拍子なら、音符の上に「1、2、3、4」と書き込んでいきます。
あるいは、その部分に縦線を引いたりするのもアリですね。

楽譜の音符を見て、どれが1拍なのかわからないという方。
そういう方のためにこのサイトがあります。
まずは基本となる4分音符から、ゆっくり勉強してみてください。
リズムを作る音符の種類はそれほど多くありません。何回か繰り返せば覚えられるはずです。

⇒音符の種類
⇒拍子の種類

コメント

タイトルとURLをコピーしました