音を認識するためには相対音感が重要なものであること、そして相対音感は音と音の幅を認識しているというお話をしました。
ただ、「ドレミ」であればどんな曲でもすぐに歌える一方、例えばこれが「ドミファ」と言われたら、すぐに歌えないかもしれません。
これをクリアする鍵は、これまで皆さんが歌ってきたたくさんの歌の中にあります。
例えば「ドミファ」から始まる歌として、「聖者の行進」という曲があります。
この曲の歌の出だしの音程は、まさに「ドミファ…」となっています。
「聖者の行進」というタイトルを見てこの曲が思い浮かんだ人、出だしが歌えた人は、つまり楽器などの力を頼らずに自分の中から音程を探してくることが出来た、ということになります。
このように、自分の知っている曲とドレミを結びつけていくこと。これが相対音感を身につけるための良い訓練となります。
練習用の動画を貼り付けておきますので、トライしてみてください。
他にも色々な練習用動画がありますので、これらが問題なく出来た人は是非そちらも練習してみてください。
かえるのおとあそび -YouTube
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- 第1章:楽譜と音の高さ
- 第2章:耳で「ドレミ」を聴く
- 第3章:「音名」と「階名」
- 第4章:リズムの表し方
- 第5章:音を書き取る「聴音」のススメ
- 第6章:音楽用語について
- 強弱に関する音楽用語
- 速度に関する音楽用語
- 繰り返しに関する音楽用語
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